「かかりつけ調剤薬局」を目指すチェリー調剤薬局グループのチェリーコラム。

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チェリー調剤薬局の薬剤師がつづるチェリーコラム

 

「かかりつけ薬局・薬剤師について」の学習会へ参加して


「かかりつけ薬局・薬剤師について」の学習会へ参加して
突然ですが、皆さま「耳マーク」をご存知でしょうか?聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマークでもあります。「聞こえない・聞こえにくい」と、日常生活の上で人知れず苦労をします。

耳が不自由になる聴覚障害は見た目には分かりません。周りからは気付かれないからこそ不便が発生する場面が多々あります。聴覚障害者は、障害そのものが分かりにくいために誤解をされたり、不利益なことになったり、危険にさらされたりするなど、社会生活の上で不安は数知れなくあります。

「聞こえない」ことが相手に分かれば相手はそれなりに気遣ってくださいます。目の不自由な人の「白い杖」や「車イスマーク」などと同様に「耳が不自由です」という自己表示が必要ということで、考案されたものが耳マークです。

耳に音が入ってくる様子を矢印で示し、一心に聞き取ろうとする姿を表したものです。耳マークは「きこえない」ために様々な場で苦渋を味わった難聴者が考案したアイデアであり聞こえの向上、保障を求めていく積極的な生き方の象徴であります。

さて、今回この耳マークの普及活動を行ってみえる、三重難聴・中途失聴者協会の方からのご依頼を受けて講演を行うこととなりました。「かかりつけ薬局・薬剤師について」の学習会に講師として先日派遣。その実施内容についてご報告致します。


「かかりつけ薬局・薬剤師について」の学習会へ参加して

令和2年11月8日(日)に三重県難聴・中途失聴者協会が主催します、11月例会に講師として、三重県薬剤師会より派遣されました。難聴・中途失聴者の方々へ講師として参加することは初めてであり、貴重な体験をさせていただきました。

最近はテレビドラマでも「薬剤師」が取り上げられたことから、一般市民の方から「薬剤師」が注目されるようになりました。しかし、薬剤師の仕事はまだまだ知られていないのが現状。この薬剤師の仕事の1つである「かかりつけ」について今回お話しました。

そこで、通常講演であれば、マイクを使用し、配布資料やパワーポイントを用いて講演するところ。ですが、この講演会は難聴者を対象としており、音声が聞こえづらく、話の内容を全て聞いて理解するのはとても困難だそうです。その為に、この講演会には難聴者への情報保障として、要約筆記者が講師の話をリアルタイムでスクリーンに要約して文字情報にして届けてくれます。

自分の話す言葉が、自分の作成したパワーポイントの横で、文字情報として表示されていくのです。新鮮な感覚と同時に、文字としてしばらく残っている自分が発した言葉を目にすることで、今までにない緊張感をいだきつつ、講演を進行していきました。


「かかりつけ薬局・薬剤師について」の学習会へ参加して
そんな中で講演を終了し、質疑応答の時間。多くの方が「かかりつけ薬局」や「かかりつけ薬剤師」を初めて知った、という意見でした。また、「処方箋が無くては、薬局へは行けないものだと思っていた」という意見も。いえいえ、そのようなことは決してなく…。今後はもっと身近に感じて、ドンドン利用してもらいたい、と薬局を宣伝。

「かかりつけ薬局・薬剤師」を多くの人に知ってもらうには、これからも普及活動が必要だと実感しました。

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そして…。「何かあれば、いつでもお気軽にお電話下さい。」普段は何気なく患者様に対して発していた一言。でも、それがいけない事だというのを痛感しました。講演会の後、連絡手段に対しても質問がありました。「電話は困難であり、その他に薬局への連絡手段は何があるのか?」と。

その時、手段の1つとしてFAXやメールを提案。その他、最近では薬局もSNSを通じて対応させてもらっています。また、1つとして薬局の連絡ツールの1つとして、アプリケーションを利用するケースもご紹介。当薬局でも導入しています『kakari』アプリをご紹介しました。

薬局をより身近に、薬剤師とより気軽にコミュニケーションをとっていただくことで、皆さまのより良い生活のお手伝いをさせていただきたいと、思っております。

今回、このような機会をいただきましたこと、貴重な経験をさせていただきまして、本当にありがとうございました。


(著:押加部店 管理薬剤師 山田 智子)



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